あなたを嫌いにさせないで

親がイヤ。誰にも言えない愚痴。

あれ?それおかしくない?と思ったこと・①

50歳過ぎるまで
母親の本質に気付かなかった鈍い私ですが
母親の言動に対して
以前に何度か


どうしてそんなこと言うの?おかしくない?


と感じたことがありました


とても違和感があったので
今でも忘れられません



私が結婚して数年経った頃
夫との生活に問題が生じた時期がありました
子供がまだ幼かったのですが
離婚した方がいいかもしれないと考えるようになり
母親に相談しました


すると


「あら!離婚するの! なんでも協力するわよ。頑張らなくちゃね!」


と、なぜだか妙に張り切り始め、嬉しそうでさえある母親



その姿に強烈な違和感を感じ
離婚したいと思っていた気持ちが
スーッと冷めました


この人は
ほんとうに私のことを心配して
思ってくれているわけではない、と
直感したからだと思います


あの人は
離婚した娘と孫と
頑張る家族ごっこが
したかったのだと思います

誰かのスペシャルになるって大変なこと

母親だというだけで
いつでもかまってもらえて
機嫌を取ってもらえて
愚痴でもなんでも
「ウンウン」と聞いてもらえると
どうして思えるのかな
それが不思議


あの人には
理想の娘がいるんだよね
だけど私がその理想の娘とはちがうから
寂しいんだよね
私があの人の思った通りにならないから
不満で寂しいんだよね


でもさー
いつでもかまってもらえて
機嫌を取ってもらえて
愚痴でもなんでも
「ウンウン」と聞いてもらえる存在って
ほとんど恋人だよね


誰かの恋人として
誰かの特別な存在として選んでもらうって
とても大変なことだと思うんだけどな


どうして母親だというだけで
自分がそれほど特別な存在だと思えるのだろう
それが不思議


つかさー
愚痴と悪口を言おうと待ち構えている女が
顔を合わせた途端にため息ついて


「どうせ私は」
「あなたはいいわね」
「楽しいことなんて何もない」
「冷たいのね」
「私のことなんかどうでもいいのね」


と会うたびに言われたら
恋人だってうんざりして逃げ出すと思うよ

自分が母親に似ているのではないかという恐怖


感じたことや思ったことを
わりとパッと口に出してしまうんですよね
愚痴や人の陰口は絶対に言いたくないので
そこんとこは気をつけているつもりだけど
もしかして毒舌とか思われているかもな〜
まあいいや
あんまり気にせんどこ
と思っていた......



.....でも!
ハタと気がついた!


もしかしてもしかして
ウチの母親が垂れ流す
自分の兄弟姉妹やご近所の人や
職場の人の悪口を
小さい時からずーっと浴び続けたせいで


私も
人が聞いて不快になることを
口にするようになってしまったのでは!?


だってほんとうにそう思うんだもの
という


正直=正義


を振りかざして
まわりに毒を撒き散らしているのでは!?


ヤダヤダヤダヤダ!!!


母親みたいになりたくない!!!
外見は仕方がない
だけど
中身はぜったいに似たくない!!!




以前、堪りかねて母親に
「愚痴多いよね〜」と
やんわり言ってみたことがあったが



「愚痴じゃなくて感想を言ってるのよ」



と軽〜く開き直られてしまい
ああ、この人はまったく自覚がないんだな、と
わかっていたことではあるけど絶望した





感受性の強い子供の時期に
あいつの価値観・人生観に支配されて育ってしまった弊害


それを私は常に自覚していなければ!


それしか
母親の呪いから逃れる方法はない