あなたを嫌いにさせないで

親がイヤ。誰にも言えない愚痴。

実は介護の資格を持っているという話

実は私
ホームヘルパー2級の資格を持っています
昔、誘われて講座や実習に通って取得しました


誰かの役に立ちたい!などという立派な志はなかったけれども


身体を動かすのは好きだし
下のお世話などもまったく苦にならないし
子持ちの主婦でも仕事があるし


くらいの気持ちで
せっかく資格を取ったのだからと
実際に働いたりもしていました
それなりに充実して頑張れてもいた



そんなある日、母親がふと


「あんたがそういう仕事してくれてよかったわ〜。私も安心ねっ」


とうれしそうに呟いた



ところが私は


「そうね、お母さん、私に任せて安心してね」


などとはまったく思わず


その瞬間


自分の中で大音響の警報が鳴り響いたのです


私は介護の仕事を辞めました



20年以上前の話です


当時は、母親が嫌いとかイヤだとかいう自覚はなかったのですが


あの人のつぶやきを聞いた瞬間
ものすごい嫌悪感と危機感を感じてしまった



ひどい娘ですよね〜


でもあの時介護の仕事から手を引いたのは
正解だったと思っています


もし私がそんな仕事を続けていたら


今ごろ、どれだけしなだれかかってこられていたかと思うと!

あの人のいいところ

今日は気分を変えて
あの人のいいところを考えてみましょう


あの人の長所は
弱い人を故意にをいじめたりしないところと
健康に気を遣っているところと
金銭面では全面的に信頼できるところです
安心して大金を預けることができる


親であっても
そういった点でまったく信用できない話も聞くので


それから、合理的なところ
だたしこれはいい面もありますが
人をバカにする原因にもなっているような気がします



あ!


今、気がついた


私、子どもの頃から
あの人のこと一度も「やさしい」と思ったことないわ


まあ子どものうちは
何をしてもらっても
それが当たり前としか思わないからいいとしても


自分が大人になってから
自分とかかわりが継続する人は
(他に欠点がたくさんあったとしても)



あれ、意外にやさしいんだ


と思わせる一瞬があったり



案外いいところあるんだな


なんてふと感じたり



そんなことが思い浮かぶのですが



母親については
それがひとつも浮かばない



ちなみに


けっこう冷たいんだな


と感じたことは、ある



あ〜
いいところを考えていたはずなのに〜

旅行の思い出


母親とけっこう旅行したんですよね
費用ぜんぶ出してくれたから
私も親孝行ぶってる部分あったと思う


今考えると
よくもまああんなめんどくさい人と
旅行できたよな!
と当時の自分に感心しますね


今ならお金出されても断る
行きたいところは自分のお金で行く
それがいちばん



だいたいあの人は旅行にまったく向いてない
神経質で
こうでないとダメという思い込みが強く
好奇心がない


まああの人も
仲良し母娘ぶりたかったんだと思う
(今でもそう)


「私、夜9時には寝ないとダメなの」
「少しでも音がすると眠れないから静かにして」


と言われて
夜9時以降は一切の音を立てないように
気を遣いましたよ
で翌朝


「昨夜はあんたが起きていると思うと気になって一睡もできなかった」


などと言われてしまう



いや
いびきかいてたよ


と言うと


「私、旅行中はまったく眠れないの。いつもそうなの!!! 」


と眠れない自慢が始まるんだよね、毎度



眠れないのは寝る時間が早すぎるからでは?


と言うと


「ダメなのよ9時には寝ないと!」


だそうです



飛行機で、離れた席になってしまったことがあって
ふと
向こうの通路の母親を見たら
眉間にシワ寄せたものすごい形相で寝ていて


あれから私は
楽しい寝顔になるように
寝るときは


わーい寝られる
うれしいな


と思うようにしています