あなたを嫌いにさせないで

親がイヤ。誰にも言えない愚痴。

悪口のネタはいつも

あの人の悪口というのは
主に自分の兄弟姉妹についてです
だって
友達はいないから


あの人が
自分の兄弟姉妹を褒めたり
感謝したりしているのを聞いたことは
一度もありません


あいつはずるい
ケチだ
腹黒い
冷たい
つまらないやつだ
だから結婚もできない......


亡くなった母親の母親
つまり私の祖母についても


何を考えているかわからない
かわいがってくれなかった


とよく言ってましたね



意地悪されたことなどないのに
私はなんとなく
親戚が苦手なんですが
子供の頃から
ずーっとそんな風に吹き込まれてきたせいではないかと


呪いかけられた〜



確かに
ケチだったりつまらなかったりするかもしれないけど
この程度の人ならいくらでもいるレベル
つまり
ごくごく普通の人たちだと今はわかります



今これを書きながら改めて思うけど


自分の兄弟姉妹について
極悪人でもないのに
悪口しか言わないって
なんかすごいよね


そんな人に育てられたのか、私.........

お誘いありがとう。でも行きません

少し前に
友達が温泉旅行に誘ってくれた


彼女のお母さんはとっくに亡くなっているのだけれど
妹さんと、高齢の叔母さんを時々連れ出すのだそうだ


私が「母親が重くてちょっと辛い」と言ったせいで
(彼女聞き上手だから、つい愚痴ってしまった。反省!)
近いうちに妹さんと叔母さんと3人で温泉ツアーに行くつもりだから
気分転換に、私と私の母親も一緒にどうかと
声をかけてくれたのだ


彼女の妹さんのこともよく知っているし
誘ってくれたのはとてもうれしかったのだが


ちょ、ちょっと待ってよ


あの
旅行中は一睡もできなくて(本人談)
思い込みが激しくて
常に他人と自分を比べては
人をバカにしたり
自分に無い物ねだりをして
「どうせ私は」
といじけてみせる


そんな母親を連れて
よそのご家族と
りょ、旅行だなんて


考えただけでドッと疲労......



だいたい温泉なんか行ったら


よその人見て


「あんな醜い身体でよく温泉なんか入るわね」


ってぜったい言う


そう
あの人、自意識過剰だから
よその人と温泉なんか入れないんだよね
銭湯も無理だもの


誰も見てねーって


自分が他の人のこと意地の悪い目で見ているから
自分もそう見られると思ってしまうんだよね



そういうわけで
ぜったい行かないだろうと確信していたので
一応、母親に打診
案の定「行かない」とのこと
友達にも断った



こういう時


「面白そうね、行ってみようかしら」


と考える人でないことを


私はよく知っている

否定する人

自分の意思を親に否定された子どもが
親が間違っていることを証明するために
無意識のうちに
親ががっかりするような行動をとるのは
珍しいことではないそうだ


無意識だから
止めようもない



わかりみありすぎるだろ、それ



高校生の時、停学くらったこともあったけど
あの頃って
いま考えると
母親の
キチキチカチカチした息苦しい世界から
抜け出そうとしていた気がする


キチキチしてない世界を
自分で作ろうと動き出したのが
あの頃だった


その後大学進学で家を出られたのはよかった


社会に出てから
一時同居したことがあったけど
すぐにこの人とは一緒に暮らせないと悟って
再び家を出たのもよかった


私が今とりあえず
精神的にも身体的にも健康でいられるのは


私を否定する人を
至近距離に寄せつけないからかもしれない


その人が間違っていることを証明するために
その人ががっかりするような行動をとる必要がない


私を否定しないでいてくれれば
私はそんなにおかしなことは
たぶんしませんよ


たぶんね


そして否定しないということは


信用するってこと



うちの母親は
それが
できないんだよね