あなたを嫌いにさせないで

親がイヤ。誰にも言えない愚痴。

イヤな思いをしないために気をつけること

どうしてあの人
私を相手に
愚痴を垂れ流すのかな


家族だから
娘だから
甘えてる?


勘弁してよ



かわいそうと思ってかまってほしい?


どんどん嫌いになって
できるだけかかわらないようにしようと
ますます思うよ



いままで
母親にどれだけ愚痴吐きかけられても
同じ愚痴を何回聞かされても


「そんなことないよ」
「大丈夫だよ」
「気にしすぎじゃない?」


なんて健気に励ましてきたんだよね
それこそずーっと昔から


それが
いけなかったのかもしれない


愚痴れば
私が心配して
付き合ってくれると
思わせちゃったのかもしれない


と思い当たったので


最近は
愚痴を吐き出すために
あの人が大きく息を吸い込んだら
サッと心の窓を閉じるようにしてる



何を言われても
「へ〜」とだけ返事


あと
わかってもらおうとするのをやめること


私のほうも
理想のお母さん像を
勝手に作り上げていた部分があって
わかってほしいみたいなとこがあったけど


完全に諦めた


あの人には無理


あの人にはわからない



そう思ったら楽になったわ


まあ
なるべく顔を合わせないようにするのが
いちばんだけどね

やればやるほど嫌われる

そういえば
ウチの母親より年上の義母も
目眩がすると言っては何回も救急車を呼んだり
パーキンソン病だと言い張ったり
意識障害のフリして
若い医者に私の職場に電話かけさせたりしてたよな〜


義母はプライド高いから
「認知症」は言わなかったけど



必ず私も歳をとっていくわけで
私もあんなになるのかと思うと
ほんとーに暗い気持ちになるよ
身体が不自由になるとか
そういうことよりも



かまってほしいんだよね〜


わかるんだけど


やればやるほど


きらわれるって


なんでわかんないのかな〜

認知症は封じ込めた

少し前まで


「認知症なの。もう何もわからないの!」


としょっちゅう言ってたよね


まわりから見たら
常識の範囲内の
誰にでもある物忘れも
母親にかかると自己アピールのネタ



「もうダメ!認知症になったのよ!」



都合の悪いことを言われた時にも、とっても便利


「覚えてない」「知らない」「認知症なの!」



話を合わせてあげて
「認知症の人には言ってもわからないよね」
と言うと


「ひどいわ!」



一連のこの態度が心底不快に感じたのは
友人で、お母さんがほんとうに認知症の方がおり
大変辛い日々を送っているのを知っているから


ある時どうにも耐え難くなり


世の中には
ほんとうに認知症で苦しんでいる人がいるので
認知症認知症と
騒がないでほしい
それは
捻挫しただけで
障害者になったと
ふれまわっているのと同じで
とても恥ずかしいことだから


と言ってしまった


認知症の人にはわからないかなーと思ったけど



それから「認知症」はピタッと言わなくなりましたね




「覚えてない」「知らない」「何もわからない」は


相変わらず言うけどね